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2020年7月8日(水)
基礎力 ‐把握力編‐
お疲れ様です。
関本から引き継ぎました、短距離ブロック3年の小竹理恩です。
関本は、競技において、自分自身の現状把握能力が非常に高い選手だと思います。昨日の日記内にもありますが、彼女は冬に手術を行いました。それだけでなく、高校時代から、秋から冬にかけてケガに見舞われています。短距離選手は冬季のオフシーズンに練習量を増やし、次季に向けた身体づくりを行います。テーパリングの上でも重要になる冬、関本はトレーニングをこなせないことが多いのです。彼女の成績は誰もがご存じであると思いますが、何が結果を生み出したのか。それは、自己把握力なのではないかと私は思っています。入念な身体作りを行ったあと、ケガの癒える2月ごろからは徐々に練習量を上げていき、人一倍走り、ハードルを跳びます。自分の体と向き合い、現状の中での「最適」を見つけることは誰でもできそうに見えて、実際はできません。尊敬しています。
こちらこそいつもありがとう!これからも短長で頑張っていこうね!
先日、このような状況の中ではありますが、たくさんの競走部関係者の方々のご尽力があり、記録会に出場させていただくことができました。結果としては、200mで自己記録を更新することができました。この冬に行ってきたことの成果が少しずつ現れてきていることを実感しています。400mではまだ自分の感覚と動き・タイムとのずれが生じましたが、フィードバックの場も設けていただき、課題と理想をより明確にできました。
ケガからの復帰者に多くを学んだオフシーズンを過ごしました。私自身は、ケガによって長期の練習中断をしたことがありません。もちろんそれは良い点であることは自負しています。ケガをしてメニューを離脱しているチームメイトは、今まで陸上をしてきたどの組織にもいつも必ずいました。私は彼らを見ると、どことなく遠い世界のように見えていたというのが正直なところです。ですが、競走部で競技をする中で、ケガからの復帰が上手い選手が目に入るようになりました。特に、先述の関本、森戸、山内の同期の3人は長期離脱から自己ベストを更新するに至りましたが、彼らがどのように考え、行動してきたのか興味が湧いてきました。関本も書いているように、私は、昨年は夏終わりから秋にかけて不調が続きました。内容は違いますが、低下したコンディションを、ハンディがある中で以前より高い位置に持っていくノウハウを“盗みたい”の一心でした。長くなるので割愛しますが、身体そのものを強くするトレーニングは必要不可欠であると再確認できました。コンディショニングについての授業を履修し、知識を増やすことも冬季練習のプラスになりました。
もう一歩引いた視点で見ると、自分と行っていることが異なっている集団に対し、「関係ないから」と簡単に引いてしまうことのもったいなさを感じました。視野が広げられなければ、自分の成長にも組織の成長にも繋がらないのではないか、と思います。先輩より後輩の方が多くなった今、より問われる能力であると思います。好影響と波及効果をもたらせるシーズンでありたいです。
明日は、跳躍の石井先輩にお願いしました。
ただでさえ短い1年間ですが、4年生と共有できる時間が3か月も短縮されてしまい後輩としては寂しい限りです。石井さんが後輩の女子選手を巻き込んで補強トレーニングをされているのを見ていますが、学ぶところが非常に多いです。年長者としてどのように振る舞うかは、本当に人それぞれだと思います。石井さんは石井さんらしい先輩像があるのかと思ったらお話を聞いてみたくなりました。個性を大切にされている石井さんとお話ができる機会も少なくなってきてしまいました。残りの期間もよろしくお願いします。ラストシーズン頑張ってください!お忙しいところありがとうございます。
引き続き体調管理を万全にしていきましょう!!!
お読みいただきありがとうございました。
小竹
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