2011. 10. 14. Fri TPPについて
2011. 2. 19. Sat 麗江にて
2011. 2. 15. Tue GTAPのシミュレーション結果について議論
2011. 2. 14. Mon 久しぶりの更新
2006. 8. 21. Mon イギリスのテロ騒動
2006. 8. 20. Sun Helsinki Manchester
2006. 7. 31. Mon オープンキャンパスLIVE
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 2011. 10. 14. Fri
  TPPについて
「震災による被害と原発事故によって日本のTPP参加は不可能になった」と、まともな人なら考えたと思うが、このような状況でも野田政権はTPPを推進するようだ。日本の農業がどうなろうが知ったことではなく、アメリカ政府に尻尾を振るほうが重要だということなのだろう。 
 
あいかわらず、農業強化論がマスメディアなどに登場しているが、これまでにできなかったことが急にできるようになるとは考えられないし、また大切なのは、農産物の生産だけではなく、これまで農業生産に従事してきた人々や地域コミュニティーであることも忘れてはいけないだろう。あまり乱暴な議論はしてもらいたくないものだ。 
 
さらに、原発事故が収束しないなか、外国は、日本の農産物の品質が高くても、輸入してはくれないだろう。 
 
また、日本に圧力をかけているオバマ政権にとっても、期待したような効果が得られる保証はまったくないことも指摘しておく必要があるかもしれない。多額の経常収支の赤字を抱えるアメリカが貿易によってGDPを上昇させるというのは、ほとんど不可能である。もちろん、アメリカはサービス分野での規制緩和を期待しているのだろうが、「反格差のデモ」が示しているように、ウォール街だっていつまでも、力を持ち続けられるものではないだろう。 
 
そのあたりについては私の論文を読んでもらいたい。 
 
http://www.takamasu.net/tpp.html 
 
いずれにしろ、こんなことをしている間に、日本もアメリカも、経済はどんどん悪い方向に向かっている。中国の大学で講義したときも、日本の経済停滞の原因が所得格差と中産階級の縮小にあることを指摘した。アメリカの経済危機についても、本質は同じである。 
 
http://www.takamasu.net/pdf/teitai_jp.pdf 
 
この問題を何とかしないかぎり、停滞からの脱出は不可能なのだが、野田政権は、そんなことには何の関心もないようだ。アメリカ政府、財界、官僚の意見され聞いておけば、政権を維持できると考えているのだろう。 
 
  

 
 2011. 2. 19. Sat
  麗江にて
昨日、上海から雲南省の昆明を経由して麗江に着きました。上海から昆明は飛行機で約3時間、昆明から麗江は40分でした。 
 
麗江は海抜が約2400mの高原の都市で、かつては、ナシ族の王都だったそうです。現在でもナシ族の文化や建築様式を残した古い街並みが残り、世界遺産に登録されています。 
 
泊っているホテルも古い様式の建物の内部を現代的に改装したものです。 
 
昨日はタクシーの運転手さんが、ホテルの場所がよくわからず、また街は迷路のようで、車も入れないので、最後は運転手さんにスーツケースを担いでもらい、地元の学生に案内してもらって、ようやくたどりついきました。さすがに、疲れたので、ホテルで雲南米線を食べて、寝てしまいました。 
 
今日は、朝から街をうろつきましたが、古い街というよりは、すっかり観光地になってしまっていて、土産物屋、カフェ、レストランばかりで、こちらも土産物探しがメインになってしまいました。 
 
しかし、ここもそうですが、中国人の観光熱はすさまじくて、春節も終わったというのに、中国人観光客でいっぱいです。この勢いは、これからどうなるのでしょうか。 
 
明日は昆明に行き、昆明大学の先生に会う予定です。  

 
 2011. 2. 15. Tue
  GTAPのシミュレーション結果について議論
共同研究をしている上海交通大学の先生とお昼に火鍋を食べて、その後、研究室で、一緒に書いている論文で使っているGTAPモデルのシミュレーション結果について議論した。 
 
お昼を食べながら最近見た中国映画について話していたのだが、先生の話によると、姜文監督、主演の最新の映画(『譲子弾飛』)が、「現在の中国の政治・社会状況のパロディー」になっているのではないかということがネットで話題になっているようである。 
 
私の中国語力では、あまりわからなかったのだが、正義のために戦う盗賊の姜文、官職をお金で買った葛優、地主の周潤發の3人と強い方につく大衆の関係というのが、現代の中国の状況と似ているということだろうか。なるほど?という気がするが、中国語がわからないので、もう少し、しっかり調べてみようと思う。 
 
GTAPのシミュレーションの結果は、妥当なもののように見えるが、細かいところで、いくつか修正した方がいい点があるので、それについて話し合った。でも、何とか共同論文も完成しそうである。 
 
週末は、雲南省の麗江と昆明に行く予定にしている。昆明では知り合いの雲南大学の先生に会えるので楽しみである。  

 
 2011. 2. 14. Mon
  久しぶりの更新
大学の仕事があまりに忙しかったことや、コミュニケーション手段の方法としてのインターネットに懐疑的になったこともあって、ずっと自分のwebを放り出しておいたのですが、さすがに、閉鎖するか、更新するかしないとまずいということで、少し更新することにしました。 
 
昨年の4月からは、中国の上海にある上海交通大学の安泰経済管理学院というところで在外研究をしています。管理学院というのは、MBAのことで、中国のMBAとしては、5本の指にはいるエリート校です。そこに研究室をもらって、研究していればいいという優雅な生活になったので、昨年からは少し研究ができるようになっています。 
 
交通大学の先生と共同で研究しているTPPへの参加の経済効果は論文が完成するにはまだ少し時間がかかるのですが、いま話題になっているということで、webに掲載してみました。 
 
http://www.takamasu.net/tpp.html 
 
GTAPモデルを使ったシミュレーションです。日本がTPPに参加するとGDPは0.3%増えるけれども、コメや小麦の生産額は1/3になって、日本の農業は壊滅するという結果がでました。まあ誰でも予想できる結果だと思いますが。詳しくは論文を読んでください。せっかく1兆5000億円GDPが増えても、それを農家に補助金で支給したら何も残らないことになります。(それが本当にできたらたいしたものだとは思いますが。) 
 
でも、これを「平成の開国」と呼んだりする感覚というのは、本当に信じられないですね。経済の問題は、冷静に数字で議論するべきで、ナショナリズムと経済政策を結びつけようとするのは、絶対にやってはいけないことだと思います。でも、そんなことを言っても無駄なのでしょうね。  

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