次回のジャズライフ取材のためにトミー・フラナガンを改めて研究中のこの頃・・・。
まだ二十歳そこそこだった頃、ブルースのフレーズを勉強するためにいくつかトミフラさんの音源をコピーしたことがあります。チャーリー・パーカーやバド・パウエルと同じようなバップ・スタイルのプレイをしているのに、なんだかとても洗練された感じがするなぁと思いました。それは、トミフラさんご自身が醸し出すインテリジェントな佇まいと、なにより、透き通るような美しい音色のせいなのだと考えます。
同じ楽器奏者として、、、いったいどうしたらこんな音色が出せるのか?知りたい。けれども、アコースティック楽器の音色とは、そのプレイヤーの生き様そのものであり、どんなに精巧なサンプリング音源を作ったとしても、その本人が奏でるものと同じになることはない。と思う。・・・まぁ、当たり前といえば、当たり前ですが( ̄▽ ̄;)
そんなトミフラさんのもうホントに美し過ぎちゃう映像はこちらです。
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"Tommy Flanagan Trio" "Glad To Be Unhappy"て、こんなに美しい曲だったんですねぇ。
それから、トミフラさんはソロ演奏も素晴らしいいのです。音源としては
"Solo Piano"(Storyville Records, '74)があり、BeBop以前のオールドスタイルをきちんと踏襲した上での彩り豊かなトミフラ・ワールドがお腹いっぱい味わえます。これはめっちゃオススメですよ〜。
YouTubeには'81年のモントゥルーの映像がありました。
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"Tommy Flanagan -Solo Piano Montreux Jazz Festival 1981" 一曲目に演奏している"
With Malice Towards None"はTb.奏者トム・マッキントシュの作品で、トミフラさんの愛奏曲でした。
★"With Malice Towards None<小>(ウィズ・マリス・トワーズ・ノン)小>"
エイブラハム・リンカーンの名言、大統領第二期就任演説の結びの言葉。 「何ものにも悪意を向けず、すべてのものに慈悲の心を向けよう。」
・・・そんな感じで、トミフラさん漬けのこの頃、あらためて素晴らしい音楽の洗礼を受けております。楽しみ過ぎちゃって、、肝心のコピー譜制作が全然捗ってないんですが〜( ̄▽ ̄;)・・・がんばらなくちゃ。