★不思議亭日記★
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2008. 7. 13. Sun
あれから一週間
2008. 7. 06. Sun
愛犬逝く
2008. 1. 26. Sat
東京では入力しないと
2008. 1. 22. Tue
東京の自宅に戻れた。
2008. 1. 17. Thu
金沢は雪混じり。
2008. 1. 14. Mon
MitchellBooks店内散策
2008. 1. 13. Sun
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月
2008. 7. 13. Sun
●あれから一週間
相変わらず、会社勤めは多忙を極め落ち着かないことから、逆に自分の気持ちはトビーの死とは関係の無い事でつぶされているので、その死の思い出に引きずられることも少なく過ごすことが出来ている。
先週は、月曜・火曜と東京で接客も多く、水曜には金沢に戻り、会議やら開発体制の見直しやらの業務に追われてきて、明日からは東南アジアに出かけることになっている。その準備もかねて今日は東京の自宅である。
この二三日は、猛暑の到来ですっかり真夏のイキオイ。自宅も各部屋クーラーが必須の状況だが、自分の部屋は空調が無い。これは家を改築したときから、自分の金沢転勤が見えていたので、この部屋だけ設備をしなかったのだが、いや、実際に真夏となると息苦しいこと。ひかし、周りに積み上げられた書籍を見ると落ち着くので、やはりこの部屋で過ごすときが多い。
今も、トビーの頭をなでていた場所で、彼が足元の匂いをかいでいた事を思い出しながら、PCに向かってWEBサーチやら、メールやら、原稿下記やらをしているところである。
最近、再読し始めているのがChristieや、集めたDoubledayCrimeClubの貸本あがりの探偵ものだ。神秘に包まれた謎や、人間関係の交錯を舞台にした殺人事件は、やはり時間を忘れさせてくれる。・・・スケッチブックに描かれたシーンが謎の鍵を示している作品は、特にお気に入りとなってきた。
実は、この8月に、石川県立図書館に、自分のコレクションを展示する機会を得た。原著のサイン入り本を主体に、クリスティ、カー、クィーン、ヴァン・ダインなど。それにポーの処女作掲載の雑誌や、挿絵の美しさで古典となっているポー作品集など展示させていただく。
これからの一月は、そちらの趣味の事でも楽しさをもてそうで、人はいろいろと環境の変化に紛れて生活を続けていくのだという事を噛み締めていく事になるのだと実感している。
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2008. 7. 6. Sun
●愛犬逝く
久しぶりに記述するのが愛犬の死とは、日記の記録も手抜かりの報いか。
我が家に登場したのが、1992年10月。ということは、15年9ヶ月の長きに渡って、彼は我が家に癒しをもたらしてくれていたのかと思うと、今更ながらに彼の死は大きい。
名前はトビー。雑種である。
彼が我が家に来たときは、娘も息子も幼い頃で、小学校低学年と幼稚園だった。トビーは知り合いの人が軽井沢で捨てられていたところを拾って、なぜか我が家に連れてこられた時が始まりであった。この連れてきた人は、時の上司で、勤め先の取締役。取り締まられ役としては、ありがたくお預かりしたのが因縁であった。当初はビクビクと人に対する恐怖というか、信じない風情も浮かべていたが、まぁ、子供たちが邪気なく相手をしたのも功を奏して、たちまちのうちに我が家で大きな存在になっていった。家内は、当初は「犬」などを飼う余裕は無い、とか、面倒を見るのも大変、と諸手を上げて賛意を示していたわけではない。が、トビー君のじっと見詰める眼差しに、とりこになるのもそうは時間を要さなかったのを憶えている。
わたしは仕事に出かけるし、子供たちも学校やらに出て行くので、結局一番そばに居たのは家内だった。
トビーが我が家に来てから、皆の視線がやさしくなったのは確かだったし、彼のしぐさに、皆が引き込まれていったのも確かだった。おかげで、家族旅行などの行き先は、特定されてしまったが、まぁ、それもかえって良かったのかもしれない。家族が一緒に過ごす切欠を提供し続けてくれたのだから。
トビーは、かつて明日をも知れない状態になった時があった。心臓がやられて、唇や舌の色も悪くなったときだった。フィラリアの駆除が旨く働いていなかったのかもしれない。医者からは、今夜が峠です、と言われたときの、家族のブルーさは、筆舌に尽くしがたい状況だった。会社から帰ってきたとき、家内が駅まで迎えに来てくれて、いつもの通りと思っていたら「トビーが大変なの」と言うではないか。家に着いたときには、横になって苦しそうに息をしている。わたしの顔を見ると、力なく尾を振り、立とうとした事を憶えている。必死でなだめ、家族で彼を見守った。甲斐あって、急速に回復して、以来、かれは家の中で生活を送る立場を得たのだ。この時が、今から10年くらい前の話である。
人からは、「えー、雑種なんでしょう?」といわれつつも、彼は堂々とリビングを闊歩し、わが布団の裾で眠り、夜中だろうが雷鳴が轟けば必死で飼い主を起こす、という生活パターンとなったのである。
わたしが二階に行けば、何か食べ物でも抱えているのではないかと付いてきては、しばらくそばに伏せて様子を見ていた。家内が下で食卓のしたくでも始めると、とことこ階段を下りてゆく。「アー」という家内の声。なんかやらかしていたようだ。
そんなかれも最近では耳も遠くなり、目は視力が残っているものの、かなり視野は狭くなってきていた。猫が窓辺の外を通過しようが、雷鳴が遠くで鳴ろうが、一切がお構いなし。ひたすらグースカ寝ていたときが多くなっていた。
彼の死因は、癌。最近の高齢犬の死因でも多いものだそうだ。脂肪細胞が、首に発生し、「悪性」と宣告されたときは、家内もわたしも当惑するしかなかった。本人(いや犬)は、相変わらず元気な顔でこっちになつき、首を摺り寄せたり、散歩をねだったりと、生活パターンは変わらない日が続き、心配しながらも見守る日々が続いたが、やがて腫瘍が肥大化して、首の大部分を覆うようになってきたときには、こちらも覚悟を固めた。
それが、今年の初めの頃である。手術を二度行なったが、二度目の手術は、役に立たない結果となった。本人も恐怖に震えながら、手術に耐えてくれたが、再発は非常に早く、二度目の術後2週間くらいで、腫瘍が目に見えるようになったときは、悲しくなった。
現在、わたしは社命で単身赴任中。金沢からはそうは戻れない。結局、家内が見守ったり、よるの下の世話をしたり、医者に連れて行ったりという、一切の面倒を見てくれたのである。
ここ二ヶ月間、かれの最後のときは聞きも何回か有ったし、その都度、特急で家に帰ると、よたよたと起き上がって、わたしの足元に来てくれた。
それまで家内の世話でも、なかなか食べ物を口に入れなかった彼が、わたしからはおいしそうに食べ物を取って、家内を驚かせても居たのだが・・・。金沢に仕事で戻って、また帰ろうとしていた今日の昼前に、呼吸が荒くなったまま、力尽きるように逝ったという。
家内から、わたしの携帯に電話があり、なんだか危なそうになってきたという連絡で、金沢を出ようとしていたが、その20分もしないうちに「逝っちゃった・・・・」「いい子だったわ、苦しがることもしないで、おとなしく・・・」「いい子だった・・」という家内からの電話を受け取ったのである。
かれの最後を看取ることは出来なかった。しかし、家内の膝に抱かれて死を迎えることは出来たらしい。それがかれの心を落ち着けてくれたと信じている。皆から愛され、皆を愛し続けてくれたトビー。やすらかに。
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2008. 1. 26. Sat
●東京では入力しないと
BCN主催のイベントに出席するために東京に戻り、週末を自宅で過ごしている。明日また単身赴任先に戻るまで、ちょっと一息という按配だ。
ワンも元気を取り戻し、朝の散歩も怠り無く済ませたところ。食欲も出てきたので、ご主人様の朝ごはん時には、いっぱしの横取りネライを敢行し始めているので、雑種根性も取り戻せたようである。
東京の朝は、すっかり晴天で気持ちが良いな。金沢のこの頃は、雪が降らないときでもどんより重い空模様で、どうも鬱屈した感じ。しかし、どちらに居ても寒いことには変わりが無いので、家にこもっているのは同じかもしれない。・・・という事で、読書かDVD鑑賞が進むことになる。
読書は、洋書では、この前手に入れた「BLACK PLUMS」を開いているし、和本では「夜歩く」を読み返しては、翻訳比較などを愉しんでいる。
やはり宇野利泰さんや、井上一夫さんの文章は読みやすいし、原著者の味も含めていると思う名文だといつも思わされる。それに至っていない訳文にお目にかかると、どうにも進みにくいのでペースが上がらない。天人社版も、そういうところで一休みが多い状態なのは、「引き込まれない」弱さなんだと思う。翻訳も著作作家の意気込みで、世界を構築する気概を込めないと、特に小説などの作品では辛いな。作品のイキオイが薄ければ、読者を引き込めないので、原作がすぐれていても、邦訳ではパーということになってしまうと痛感する。
さて、明日は戻ってから、業績報告書などをまとめなければならないので、こちらのほうは判りやすく簡潔に表現する事に気をつけて書くことにしよう。思い入れなどを込めてしまっては、冗漫になるし、あまり手前味噌になっても評価は下げられてしまうからなぁ。・・・・・・
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2008. 1. 22. Tue
●東京の自宅に戻れた。
明日の朝一番で、また金沢に戻る。しかし久しぶりに犬の顔を見れて嬉しかったね。思いのほか元気を取り戻していて、すっかり食欲も元通り。人が何か食卓についていると、そばに寄ってきてしっかり覗き込む。ここまで復帰できれば安心できる。家内も元気な犬を見て明るく笑っている。
しかし、その家内が厳しい顔つきになるのが、カード会社からの請求書を前にしたときだな。この何とか言う外国の請求って、一体ナンなの?と鋭いご指摘。いや、精算までにはそろえるはずが、手元の金額はなぜか足りないんだな。・・・まぁ、犬も元気になったし、俺も金沢でひとりで生活しているし、無事で何よりじゃぁないか。と誤魔化して二階の部屋にこもる。
うーん、今月はやばかったな。
来月も気を抜けないな。
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2008. 1. 17. Thu
●金沢は雪混じり。
さて手元に持ってきている本では、今度はこれにでもチャレンジしてみるかな。
ところで、金沢に戻ってから通常の車での通勤も問題なくすごしたが、いよいよ雪混じりの天気となって、雪かきなどが面倒な状態の始まりを思わせる今朝だった。使っている車が基本的に雪道には適さないタイプなので、慎重を期してバス・タクシーで出社してみれば、つく頃には晴れるという按配。そして昼。食事時というときに、雪が降り出し外の視界が不良となるほど。
ひどいところだなぁ・・・・今週末は東京には戻れないので、ここでジット過ごすんだ。ため息が出る・・・。
さて、趣味の方では、先に原書を手にしたクロフツの翻訳本「創元推理の「殺人者はへまをする」を入手。この翻訳の存在を知らなかったが、これで物語を追うのは楽チンになったぜ。
今のところこれらの作品がBBCで放送された、その音源の存在は未確認のまま。カーの様にUSAのマニアの手に出来るものからは遠い存在なので、ちょっと耳に出来る見通しは暗そうなのが残念。
また、気長に追いかけてみるか・・・・・
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