農人日記
富士山の麓より
日々の暮らしの中で感じたことをそのまま綴ります

8/31(火) 世の中全てがキビシイ時代・・。
8/30(月) 6次産業化の意義・・。
8/29(日) 妥協からは何も生まれない・・。   
8/28(土) f−Bizまつり・・。
8/27(金) 番組ロケ・・。
8/26(木) 若者ふたり・・。
8/25(水) 単行本・・。
2010年 8月
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 2010/8/31(火)
  世の中全てがキビシイ時代・・。
 月も今日でおしまい。 今日あたりから9月にかけてビオスの予約は少し淋しいカンジ・・。 「いつも予約でいっぱいですね」と言われるのだが、実はそんなことはない。  ネット上の予約カレンダーで×がついている日でも状況は日々変わっているので、時間をずらしたりすればテーブルが取れる場合が多い。 
 
 少し落ち込むと覚悟していた8月だが、終わってみればビオスは健闘している。 夜の幹部ミーティングではどうしても数字の話になる。 会社経営している限りは数字から逃れられることはない。 ガッツリ儲けたい・・などとはサラサラ思っていない。 また農業はそんなに利益率の高いショーバイではない。 ただちゃんとやれば、それなりの利益はもたらされる。 適正な利益を出し、適正な給料を払い、適正な役員報酬を得る。 自分の好きなことができて、それが社会のお役にたち、そんなに贅沢は出来ないけれどまぁそこそこ食っていける・・。 そんな素敵なショーバイである。 
 
 しかしながら努力を怠れば途端に食えなくなる。 これは農業に限らず、どんな経営でも同じかもしれない。 最大限の努力を重ねて何とか凌いでいける。 高度経済成長の時代ではないから、どこかにくっついていたら知らぬ間に会社が大きくなっていた・・なんてことはもうないのである。 
 
 苦労の割りに見返りが多いとはいえないが、見返りのため人生ではない。それなら「雇われの身」の方が気がラクかといえば、それもそんなことはない。 要は世の中は全てキビシイのである。 キビシイ現実から逃げ出さず、真っ向から立ち向かって生きていかなければいけない時代なのだ。 勝ち組、負け組みなどと言うツマラナイ話ではない。 誰もがそのどちらにも瞬間になりうるチャンスを秘めた逆に言うといい時代でもある。 
 
 日々の結果に一喜一憂しない。 目の前の仕事に「ド真剣」に取り組む。結果は最重要だが時には長いスパンで結果を見ることも必要かと思う・・。そんなココロと懐の余裕が欲しいかな・・・。  
 
メスの鹿が一頭到着 
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 2010/8/30(月)
  6次産業化の意義・・。
 材のあった「技術と普及」という業界の専門月刊誌が送られてくる。もちろんこういう月刊誌の存在自体も知らなかったし、見るのも初めてだが、これが読んでみるとなかなか面白い。 今月号の特集は「農業の6次産業化の今とこれから」というウチにとってもまさにタイムリーな内容なのだ。 
 
 (社)JA総合研究所の今村氏の論文によるとこの「6次産業」というキーワードは氏自身が3年半余り前に提唱した造語である。 つまり1次産業×2次産業×3次産業=6次産業のこと。 当初は足し算で1次産業+2次産業+3次産業=6次産業と考えていたらしいが、やはり足し算では考え方として不十分で掛け算が良い・・ということになったと書いてある。 
 
 そのココロは・・・・? 1次産業が仮に0であったとするならば掛け算の答えは0であるからして(足し算では5になるが・・)、つまりワタシがいつも説いている生産というベースがあって、はじめてその他の加工、サービスが成り立つのである。 農業生産がダメなら6次産業は成り立たないということ。 
 
 もうひとつは6次産業が本当に成功を収めるには、足し算の考えでは不十分で1次、2次、3次の有機的結合(つまり掛け算)を図る必要がある。前にも書いたが6次産業化の概念というのはワタシから見ればごく当たり前のコトである。 作ったものに付加価値をつけて売るのがショーバイの本道だろう・・。 それを自然相手の極めて聖域的な職業である・・としてきた歴史自体が歪である。 
 
 残念なことは加工(2次)、販売流通(3次)というところの大部分が農産物直売所に代表されるように単的で広がりにかけるところかな・・と思っている。 ワタシが自らに問うている「農業のソフト」という言葉はもっと違うものなのだ。 レストランやEコマース、従来の言葉で言うところのグリーンツーリズムとかそのあたりの未だ未開の部分に集約されていく。 
 
 6次産業化のビジネスモデルが農産物直売所であるなら、まったくつまらない・・と思う。 なぜならその手のものは実は昔からあるし、ワタシがやる必要はまったくない。 新しい6次産業のモデルを作るというカンジではない。 まぁでも農業はとても面白い状況になっていていることは事実。 日々勉強しながら模索していく。 
 
詳しくは→コチラ 
 
技術と普及9月号 
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 2010/8/29(日)
  妥協からは何も生まれない・・。   
 かし今年のこの暑さはいつまで続くんだろう・・。確かに朝方は涼しくなってはいるものの、日中はハンパない暑さである。ワタシは実際には昼はスーツ着てレストランサービスにあたっていることがほとんどだから、畑チームはさぞかし苦労あることと思う・・。 今朝は耕人(こうじん)とビオス前に掘った池にユンボで石を運び入れる。 ここがやがてビオトープになる。 機械作業だけなのだが、汗グッショリ・・。 夏は暑いのが当たり前といえば当たり前なのだが、暦の上ではもうとっくに秋である。 
 
 いつも同じことを思い、同じことを言い続ける。 「結果を出せ」「そのために最善を尽くせ」・・と。 何故かというとこのままでは結果が出ないかもしれない・・と思っているであろうに、できる最善の策を探しきれていない。 それが許しがたいのである。 どこからそういうメンタリティーになるのかが理解できない。 
 
 どこかに甘えの構造がはびこっている。 それが許せない。 この気候だから出来なくてもしょうがないよね・・みたいなのが甘えそのものなのだ。それでは今までの農家と同じではないか・・。 そんなんで農業を変えていけるのか。 有機農業は自然任せの農業ではない。 それではビジネスにならない。 できるかできないかはお天道様にきいてくれ・・ではお話にならない。 有機農業は必ず結果を出せる農業である。(結果に対しての評価はそれぞれあっていい) 
 
 そう信じて目の前の仕事に真摯に取り組む。 簡単に妥協する輩が多すぎる。 妥協からは何も生まれない。 潔い諦めは大事だが、次に向かうための諦めであって妥協ではない。 妥協は尾を引くもの・・。 毎日が真剣勝負なのだ。 
 
なかなかとれない耕人とのコミュニケーション 
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 2010/8/28(土)
  f−Bizまつり・・。
 士産業支援センター(f−Biz)開設2周年を記念しての「f−Bizまつり」が富士ロゼシアターで開催。 といってもお祭り的雰囲気は全くなく、午前の部の全員でのディスカッションと午後の少人数分科会でのトークという極めてまじめなイベント。 起業支援のカリスマ、f−Bizの小出センター長を中心にヤキソバ学会の渡辺会長、杉山フルーツの杉山社長、ワタシの4人構成である。 ワタシが一番若いが年齢的に同年代といってもいい。 
 
 詳しくは→コチラ 
 
 以前にもこのメンバーでやらせていただいたのでなんとなくカンジはつかめている。 中でも渡辺さんは場数を踏んでいらっしゃるし、シャベリもお上手で話を聞いていて飽きさせない魅力がある。 なんといってもヤキソバでたった10年間でこの何もない(といったら失礼か)富士宮市に経済効果440億をもたらした仕掛け人である。 市にとっては間違いなく神様みたいな方だろう・・。 ワタシが市長だったら感謝状とか名誉市民の称号を与えるがどうだろう・・。 今ご当地グルメは各地が参戦し日夜あちこちと飛び回っておられる。 
 
 杉山フルーツの杉山氏もカリスマのような人。 寂れた商店街で行列が出き、今朝の一番のお客様は京都からだったという。 恐れ入るしかない。 レストランならまだしも、こういっては失礼だが、フルーツの入ったゼリーを買うがために遠くから行列を作りにやってくるのである。 間違いなく交通費の方が高い。 何がそんなに引きつけるのか・・。 そこがワタシも含めて知りたいところである。 
 
 全体としてもう少し分科会では参加者の皆とのディスカッションがあっても良かったのかと思うが・・・それでも貴重な時間で貴重な方々といいお話をさせていただいた。 あらためて「農と食」というのはしばらくの間、タイムリーなコンテンツとして引き継がれていくんだろう・・・。 
 
 会場のロゼシアターでしゃべり 
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