ビタミンD(抗クル性V) ビタミンDは肝油の中からクル病や骨軟化症(VD欠乏症)を防ぐ成分として発見されたビタミンである。 VDを吸収するには有る程度の紫外線が必要とされるが未だはっきりした訳では無い、VD欠乏はカルシウムやリンの吸収悪く成りクル病が起こる。 VDの必要量は犬種や年齢で違うとされ未成犬で20IUとされ成犬では其の3分の1程度とされる。 SぱぱはCOD LIVER OIL(タラ肝油アメリカ製)を使用するが日本では発売されて無い様である。 クル病とは発育途中のカルシウムや無機燐酸の不均衡により骨の鉱物質化不全を指し、成犬で一旦化骨が完了した後鉱物質の損失において発症する疾患を骨軟化症と称する。 此処で言うVDはVD3を指す過剰症(カルシウム過多症も同症状)は骨、関節や各種臓器に石灰沈着を起こし多臓器不全的な疾患を起こす。 過剰症初期は食欲不振、元気消失、多飲多尿を診る、本年初のタイリッジの症例判断に置いて食欲旺盛超元気でクル病と判断した所以である。 環境も大きく作用し寒冷感作等のストレスに置いても発症する。 尚VD2は中毒症状を起こすとも言われる。 アメリカ製山羊ミルクパウダー(メインバーグ)を日本に持ち込み紹介したSぱぱですが、途中よりビタミンD添加された商品が横行した、その際D添加の山羊ミルクは与えない様注意を促した。 此の商品はあくまでも人間用として製造されビタミンD及びカルシウム不足の処方で添加された物で在り健全な愛犬に対してVD添加食品を与える事はVD過剰症やカルシウム過多症の恐れが増大する、特に幼犬や子犬は注意するべきで有る。
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