辻タダオの西湘だより
12月 05日(月)
「箱根霊験躄仇討」
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「箱根霊験躄仇討」
衛星劇場録画視聴
箱根霊験躄仇討(はこねれいげんいざりのあだうち)
配役
飯沼勝五郎 = 中村勘九郎
初花 = 中村七之助
滝口上野、家臣筆助 = 片岡愛之助(ニ役)
母早蕨 = 片岡秀太郎
歌舞伎座 2018年平成30年01月
浄瑠璃義太夫節(じょうるりぎだゆうぶし)。時代物。12段。司馬芝叟(しそう)作。1801年(享和1)8月初演という。翌9月京都で歌舞伎(かぶき)に移され、11月大坂道頓堀(どうとんぼり)東の芝居で再演。1590年(天正18)飯沼勝五郎(いいぬまかつごろう)が兄の仇加藤幸助を討った事件を脚色した作で、11段「阿弥陀寺(あみだじ)」から「滝」までが名高い。通称「躄の仇討」「躄勝五郎」。飯沼勝五郎は兄三平を殺した佐藤剛助を追って妻初花(はつはな)と流浪中、病のため足が不自由になり、箱根阿弥陀寺までくると、滝口上野(たきぐちこうずけ)と改名した剛助が待ち伏せしていて勝五郎の母を捕らえ、これを枷(かせ)にして初花を連れ去る。初花は上野を討とうとして返り討ちにあうが、その亡霊は夫のもとへ帰り、塔ノ沢の滝に打たれての祈念によって勝五郎の足は治り、のち首尾よく敵(かたき)を討つ。歌舞伎でも上演され、秋の箱根路を躄車(いざりぐるま)に勝五郎を乗せて引く初花の「ここらあたりは山家(やまが)ゆえ、紅葉(もみじ)のあるに雪が降る」の台詞(せりふ)が有名。
[松井俊諭]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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